おぜクリ通信
秋を感じつつ
山本 慶子
空にはトンボの姿、夜になれば鈴虫の嗚き声が…
厳しい残暑も少しやわらぎ、秋の深まりを随分感じられるようになりました。
秋になると主人の父は決まって埼玉県日高市にある巾着田の公園の曼珠沙華（彼岸花）を見に行くことを楽しみにしています。でも今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で9〜10月に開催する予定だったお祭りも中止となり、花も開花前に刈り込まれたため、観賞に行くことはできませんでした。
曼珠沙華に全く興味のない私は、父になぜ毎年行くのか尋ねたことがあります。すると父は「（自身の）母親との思い出が詰まった地だからだよ。」と話してくれました。主人も大好きなおばあちゃんだったので、その話を聞いてからは、私も巾着田に行く時は一緒にお供させていただくことにしました。500万本もの曼珠沙華が一面真っ赤に染まった情景はなんとも美しく!!
今年は見ることができないので、本当に残念でなりませんが、また来年綺麗に咲いてくれることを楽しみにしたいと思います（＾-＾）♪
今年に入り、私たちの生活はすっかりー変してしまいました。
人と会うことも外出することも控えるような日常。しかしそんな中でも感染予防に気をつけながら一歩外に出てみれば、
「あら、久しぶりね。元気？」
「体に気をつけて！無理しないでね！」
相手を気遣い声をかけあう光景に遭遇します。そんな時、人と人とのつながりってやっぱりいいな～と心温まるもの感じます。
この大変なコロナ禍にあって、人を思いやる心が元気を生み、協力して乗り越えていく力にもなるのではないでしょうか。
秋は過ごしやすい季節です。「新しい生活様式」の中で、それぞれにできる何かを外の空気を吸いながら探してみるのもいいかもしれませんね（＾_ -）
