おぜクリ通信

理事長就任のご挨拶

このたび、2025年4月より医療法人社団健剛会おぜきクリニックの理事長兼院長に就任いたしました、西村正成です。

私は消化器外科医として主に悪性疾患の診療に従事してまいりました。

大学病院では、手術や抗がん剤治療を通じて完治に導くことができた方もいれば、残念ながら終末期医療へと移行せざるを得なかった方もおられました。

患者さんの周術期や術後のフォローに深く関わることはできましたが、治療が一区切りつくと、完治された方はかかりつけ医に戻り、終末期へ移行された方は別の医療機関に引き継がれることがほとんどでした。

外科医としての役割は、手術や治療を終えた時点で完了となります。しかし、これまで築いてきた患者さんとの関係がそこで途切れてしまうことに、どこか寂しさやもどかしさを感じることもありました。

治療が終わった後も、その方の健康を長く見守り続けたいという思いが次第に強くなり、大病院での治療から、より身近な医療の提供へと軸足を移す決意を固めました。

そうした中、2024年4月からおぜきクリニックで週1回ではありますが診療する機会をいただきました。

先代である小関先生の掲げる「誰でも、いつでも、どこでも診る医療」に深く共感し、この地域の皆さまの健康を支える医療に携わりたいと強く感じるようになりました。

そして、この武蔵村山市に根ざし、一人ひとりに寄り添った医療を提供していくことを決意いたしました。

当院は、小関先生がこの地で開院されてから33年間、地域の皆様の健康を支える医療を提供し、多くの患者さんに親しまれてきたクリニックです。

私は、この信頼されるクリニックを引き継ぐとともに、新たに患者さんとの信頼関係を築きながら、地域医療に尽力してまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。

おぜきクリニック
理事長・院長　西村正成